米山記念奨学生になって(米山記念奨学生 ビャンバスレン・ウネンフー)
皆さんこんにちは、東京農工大学の4年生、ビャンバスレン・ウネンフー(ウーネー)です。去年の4月から、米山記念奨学生として、国際ロータリー第2750地区東京三鷹ロータリークラブにお世話になっております。月日が過ぎるのはとても早く感じます。つい最近な事だと思っていましたが「米山ファミリー」の一員になってもう1年半たっていることに今気づきました。
皆さんには感謝の言葉しかないです。精神的にも経済的にも様々な場面で助けられてばかりで本当に言葉で表せない感謝な気持ちで一杯です。留学生として日本に来ることは、私にとって大きな挑戦であり、夢の実現への第一歩でした。しかし、経済的な不安と異国での慣れてない生活は、私にとって大きなプレッシャーとなっていました。授業料や生活費をアルバイトで生計を立てながら勉強を続けることは困難を極め、精神的にも非常に大変でした。友人や家族が遠くにいることからくる孤独感や、文化や言語の違いによるストレスは、時折、私の心を重くしました。
そんな中で、米山奨学金を受け取ることができたことは、私にとってまさに救いの手でした。この奨学金は、単に経済的な負担を軽減するだけでなく、精神的な支えにもなりました。毎回の例会での皆さんとの普通の会話や様々な文化交流会などで得られる解放感が非常に大きな支えになっていました。
また、勉学に関しても、経済的な余裕ができたことで、アルバイトの時間を減らし、学業に集中することができるようになりました。私が研究しているのは電磁波に関するものでひとつひとつのシュミレーションに非常に長い時間をかけるため、勉強時間を確保するため夜遅くまで起きていることもあり、疲れや集中力の低下を感じていましたが、奨学金のおかげで研究や授業に励むことができました。
さらに、奨学金を受け取ったことで、私は自分の可能性を再認識し、自信を取り戻すことができました。そして、この支援に応えるべく、さらに努力を重ね、学業に全力を尽くす決意を新たにしました。
奨学金は、単なる金銭的な支援ではなく、私の精神的な支えでもありました。異国での孤独や不安を乗り越える力を与えてくれたこの奨学金は、私にとってかけがえのない存在です。留学するというのは楽しい事がたくさんありますが大変な事もたくさんある中、赤の他人である私を支えてくれた皆さんに本当に感謝しています。
今後もこの恩に報いるために、学業に邁進し、社会に貢献できる人材として成長していきたいと考えています。
米山記念奨学生 ビャンバスレン・ウネンフー